テクニカルレポート

このレポートはZiDOMA dataチームによる、
製品紹介やファイルサーバーまわりの技術などを語る
テクニカルレポートです

Report 02

ZiDOMA dataで
ファイルサーバのデータ移行をする

ファイルサーバ管理者の皆様、ファイルサーバのデータ移行ってやることが多く大変ですよね。

ファイルサーバ移行時の悩みは下記のようなものがあるかと思います。

もちろん管理者の苦労はこれだけではありません。
移行元のストレージに負荷をかけないためにデータ移行を深夜などの営業時間外に実施することもあるかと思います。
また、一般的なストレージ製品にはデータレプリケーションなどといった簡単にデータ移行ができる機能が用意されている場合もありますが、すべての場合でこのような簡単な方法でデータを移行できるとは限りません。
他社製のストレージにデータ移行する場合や、ストレージのバージョンの問題などで、ファイル単位でデータ移行をしなくてはいけないケースもあります。

その結果、データ移行に計画以上の時間がかかり、スケジュール通りに進まないこともあります。

ZiDOMA dataでは移行を実行する日時を予め設定することができ、定休日などの営業時間外にデータ移行を行うことが可能です。
また、ファイル単位でデータ移行を行うので、どのようなストレージ同士でも簡単にデータ移行を実施※1することができます。
※1 SMB(CIFS)のプロトコルでアクセスできる場合のみ

では、実際にZiDOMA dataでデータ移行してみましょう。

1.移行タスクを作成する

2.移行の設定をする

今回は、全ファイルを移行対象とし、権限やタイムスタンプなどすべてを移行する設定です。

そのほか細かな設定を行うことも可能です。

ポリシー設定 移行するファイル作成日、更新日、アクセス日、所有者、ファイル名、サイズなどの設定ができます。
スケジュール設定 移行する開始日時や、間隔を細かく決定することができます。
データ移行ルール設定 ファイルの上書きについて、ディレクトリ権限の維持、同期など希望に合わせて設定をすることができます。

3.移行元・移行先フォルダ選択する

4.移行を実行する

作成したタスクを実行します。

5.ファイルコピー開始

タスクを実行すると、ダイアログが表示され移行の進捗状況が表示されます。

6.ファイルコピー開始

移行が完了すると、実行結果の詳細が表示されます。
下記スクリーンショットでは1つのディレクトリがコピーされただけですが、コピーや移動を行ったすべてのディレクトリとファイルについて、コピーが成功したか、エラーになったかなどわかりやすいログが出力されます。 また、このログはCSV出力が可能です。

【エラー例】
エラーがあった場合は、結果の欄やエラーの欄に、どのパスのファイルで、どのようなエラーが起こったかが表示されます。

権限が無い アクセス権限が無い場合など
ファイルコピーができない ユーザーが利用中の場合など

通常ファイルサーバのデータ移行では、何かしらの理由でファイルがコピーできないことがよくあります。
robocopyなどのコマンドでもデータ移行はできますが、エラーログを追うのはかなり骨の折れる作業かと思います。

ZiDOMA dataでは、ディレクトリ・ファイル単位でコピーが成功したか、エラーかが可視化されるため、 データ移行時、エラーログを追うという膨大な作業時間を短縮できます。

参考になりましたでしょうか?
ZiDOMA dataによるデータ移行を体感したいと思った方は是非、無料トライアルをお試しください。
14日間無料※2でご利用が可能です。
※2 分析ファイル数やCSV出力などに機能制限がございます。