移行元と移行先で機能が異なる
データ移行システム の対応プラットフォームに制限がある
アクセス権限の再設定が大変
移行可能なオンプレミスやクラウドストレージの種類
データ移行処理
コストパフォーマンス
① 移行するデータの状況を把握、優先順位とスケジュールを決める
② 移行元、移行先のストレージの仕様を把握する
③ データ移行システムの検討・導入する
④ データ移行を実施する
サーバ管理者にとって重要な業務の一つであるデータ移行。
通常の業務を損なうことなく、速やかにデータ移行を行うことが求められますが、必要な工程は非常に多くどうしても休日や、業務時間外に泊まり込みで作業をしている方も多いのではないでしょうか。
また、ファイルサーバ間のデータ移行には課題が多く、代表的な課題としては次の3点が挙げられます。
一般的なストレージ製品にはデータレプリケーションなどの簡単にデータ移行ができる機能が用意されている場合もありますが、すべての場合でこのような方法でデータを移行できるとは限りません。
他社製のストレージにデータ移行する場合や、ストレージ同士のバージョンの違いなどで、ファイル単位でデータ移行をしなくてはいけないケースもあります。
リモートワークやテレワークといった新しい働き方の需要増加から、従来のオンプレミスのファイルサーバをクラウドに変更する際など、データ移行も様々なストレージ間で行われるため、複数のシステムを使い分けている場合もあるのではないでしょうか。
企業のデータは機密情報などファイルへのアクセス権限を設けている場合があります。
こうしたアクセス権限を、移行先に手動で設定し直す作業は非常に面倒で、大変です。
特に、部外秘、関係者外秘、閲覧のみ可能の様に様々な権限が社内ファイルには設定されているので、一律で同じ権限を付与すればいいわけではありません。
これらを手動で対応する場合、非常に多くの時間が必要になります。
ファイルサーバのデータ移行は作業工程の複雑や、上記の課題の多さから、トラブルが発生しやすいのではないでしょうか?
そうしたトラブルを回避するためにも、是非データ移行システムの利用を検討してはいかがでしょうか?
しかし、データ移行システムはどのように選べばいいのか、どういった機能が必要なのか、という疑問をお持ちではないでしょうか。 選び方のポイントとなるのは次の3点です。
どのようなストレージ間でデータ移行が可能なのか、確認しておきましょう。
例えば、クラウド間のデータ移行に制限がある場合や、対応していないクラウドストレージがある場合もありますので、自社のデータ移行プランにあったシステムを選びましょう。
データ移行を短期間で完了するために、データの転送処理スピードが速いものを選んでいただくことも重要です。
データ移行が長時間になることで、現場の業務に支障が出てしまう恐れもありますので、データ転送のスピードも事前に確認しておくと良いでしょう。
システム選定に欠かせないのはコスト面です。
選定規準としては安い、低コストの製品が良いというわけではありません。システムを利用することによって得られる、費用対効果、コストパフォーマンスが高いことが重要です。
主に、データ移行のコストは「従量課金型」と「定額型」の2種類があります。自社の移行したいデータ容量や、求める機能が基本プランに搭載されているかを確認したうえで、「従量課金型」と「定額型」のどちらのコスト体系が適切なのか判断しましょう。
続いては実際のデータ移行のステップについてご紹介いたします。
データ移行は事前の準備も重要です。自社の状況を把握したうえで、データ移行計画を立て、実行していただくことが重要です。
まずは移行するデータの状況を確認し、どのデータを移行すべきか、どのような順番でデータ移行を行うかを判断し、移行対象の優先順位を決めます。また、全てのデータを移行せずに、一部のデータの利用が少ない場合などは、そのデータを安価なストレージに移行する等コストを抑える計画を立てることでコストダウンすることも可能です。
データ移行は業務時間外や休日といった限られた時間で実施するため、優先順位を明確にしておかないと、スケジュールに影響が出てしまいがちです。
しっかりと移行すべきデータの状況を確認し、データ移行の優先順位とスケジュールの計画を立てましょう。
⇒ファイルサーバの分析でデータ容量の肥大化対策データ移行を実行する際には、移行元のストレージと移行先のストレージで使用に違いがないかを事前に確認しておきましょう。
例えばアクセス権限等はストレージごとに設定できる項目に差がある場合があります。
そうした際に、事前に設定方法を決めておくことで、作業をスムーズに行うことができます。このようなストレージ間の違いをしっかりと把握しておくことは重要なステップです。
データ移行計画を立て、移行元、移行先のストレージの仕様を確認したら、データ移行のシステム検討を本格的に実施しましょう。要件や機能性、使いやすさ、コストパフォーマンスを検討したうえで、選定を進めていくことで、問題なくデータ移行システムを選んでいただき、導入後スムーズにデータ移行を実施できます。
データ移行の計画を立て、ストレージの仕様も把握し、システムの選定も完了したら、実際のデータ移行を実施します。
データ移行を行う際には、しっかりとした社内告知を行い、協力を仰ぎながら進めていきましょう。
また、実際のデータ移行後に問題が発生しないように、必ずテスト移行を実施することでスムーズにデータ移行を実施することができます。
ここまで、ファイルサーバのデータ移行についてご紹介してまいりました。
リモートワークやテレワークといった働き方が増えていく中で、オンプレミスからクラウドへの移行や、より大容量のクラウドへデータ移行をお考えの企業様は非常に多いのではないでしょうか?
よりセキュアに、より高速なデータ移行を実現していくことで企業のデータ運用をより効率的に実施できると考えております。
最後に、ファイルサーバクラウド移行システム「ZiDOMA sync」についてご紹介いたします。
ZiDOMA syncはデータ移行を簡単、安全に行うことをコンセプトに開発された、データ移行システムです。
オンプレミスだけでなく、幅広いクラウドストレージに対応しているため、対象のストレージごとにシステムを使い分ける必要が無い、ZiDOMA sync1つだけで、様々なストレージへのデータ移行が可能です。
また、移行元のアクセス権限設定を移行先にそのままで引き継ぐことが可能で、手作業で行っていた大量のアクセス権限移行を自動的に実施します。
ファイルサーバのデータ移行をZiDOMA syncで快適に安全に実施しましょう。
ZiDOMA syncによるデータ移行を体感したいと思った方は是非、無料トライアルをお試しください。