インタビュー
積水ハウス株式会社 総合住宅研究所 総務・施設管理グループ スペシャリスト 岩崎圭司 様
課題
導入
メリット
約60名が勤務する積水ハウス総合住宅研究所。研究業務などで画像や動画などファイルサイズの大きいデータを扱うため、全社で使用しているものとは別に、独自の物理サーバと仮想サーバの2つを設置していました。2011年から、あるファイルサーバ管理システムを導入。その豊富な機能については満足のいくものだったと、同研究所の情報システムを担当する岩崎氏は語ります。
「機能が豊富なのは良いのですが、それをすべて使うかと言えばそうでもありません。
マニュアルのボリュームが多いため、確認したい項目を探し出すのに時間がかかってしまっていました。機能をフルに使いこなせていないのに、お金や対応にばかり時間がかかる状態だったので、最近では費用対効果に疑問を感じていました。」(岩崎氏)
更新のタイミングでの乗り換えを検討しはじめた岩崎氏。コストを抑えながら、必要十分な機能を備えたファイルサーバ管理システムを探していた矢先、お付き合いのあったITベンダから紹介されたのが、ZiDOMA dataでした。
「勧められたときは、既存のシステムよりは機能が少ないと聞きましたが、当社としては必要な機能が揃っていれば問題ありません。その点ZiDOMA dataは、サーバ可視化システムとしては十分な機能があり、導入にかかるコストも低いのが魅力的でした。『いいものを見せてくれた』と思いましたね。当研究所の仮想環境に余力があり、すぐに入れられそうだったこと、評価版を操作してみて使いやすい実感が得られたことから、導入を決意しました」(岩崎氏)
2022年春のZiDOMA data導入開始から本格稼働までは2か月弱。スムーズに導入できました。岩崎氏は、ファイル数やストレージ数の制限がない点に驚いたといいます。
「従来のシステムでは、ファイルサイズ制限に引っかかってしまうとそれ以上の分析ができなくなることがありました。ZiDOMA dataはほぼ無制限なので、そこを心配せず使えるのは助かりますね。
マニュアルもわかりやすいですし、何より直感的に使えるのが良い。高度なIT知識がなくても使えるので、業務の属人化を防げます。今のところ情報システム担当は私だけですが、将来的に担当者の増員や交代があっても、着任する社員の負担を最小限にしながら引き継ぎができると思っています」(岩崎氏)
現状は、統合監視ソフトウェア「Zabbix」と併用しながら、ZiDOMA dataで使用傾向分析を定期的に実施。データ整理に役立てています。
「Zabbixで定点監視をする中でつかみきれない部分を、ZiDOMA dataで分析するという使い方ですね。たとえば重複ファイルのチェックなら、ZiDOMA dataが容量の大きなファイルから順に表示してくれるので、アクセスログ監査ツールで履歴をたどって削除などの対応をしています。分析結果をCSVデータとして出力したうえで傾向を読み取り、対策していくことも可能です」(岩崎氏)
従来のシステムより多くはないものの、必要十分な機能が搭載され、使い勝手も良いことに満足されているという岩崎氏。それだけでなく、ZiDOMA data導入によるコスト削減効果にも大きな手応えを感じているそうです。
「ZiDOMA dataは導入費用もリーズナブルですが、なんといってもランニングコストが少ない。その額は既存システムの1/5以下ですから、80%におよぶ大幅なコスト削減に成功しました。上長からも『これは大きなコストカットになるね』と評価してもらいました」(岩崎氏)
導入以来、ARIは豊富な実績とノウハウを生かし、ファイルサーバの分析結果に基づいた対策支援を行ってきました。岩崎氏は、「売りっぱなし」ではなく、本質的な課題を理解して解決に導くARIのサポート体制についても、好印象を抱いていると話します。
「とにかく担当者のレスポンスが速いですね。ARIはオンラインでも柔軟に対応してくれるので助かっています。迅速できめ細かなサポートが受けられるので、安心して利用しています」(岩崎氏)
2023年秋に物理サーバの入れ替えを見据え、準備を進めている同研究所。これまで以上にZiDOMA dataを活用した分析を加速させていく予定です。
「必要最低限の機能があり、直感的な操作が可能で、価格もリーズナブル。以前はどこを探しても、それに当てはまるファイルサーバ管理システムはありませんでした。ZiDOMA dataは、かゆいところにぴったり手が届く、お世辞抜きで良い製品。これからも大いに活用していきたいと思っています」(岩崎氏)