ZiDOMA dataを利用しデータ移行ソリューションの旗手を目指すネットワールドの挑戦

インタビュー : 右から

株式会社ネットワールド SI技術本部 ストレージ基盤技術部 次長 重原 智幸 氏
株式会社ネットワールド SI技術本部 ストレージ基盤技術部 係長 古賀 友弘 氏

networld
株式会社ネットワールド 様

課題

導入済みの社内ファイルサーバ(アプライアンス)において、旧OSと旧ハードウェアと新モデルの世代の制約がありレプリケーション機能を使用したデータ移行機能が使用不可に。手動コピー等の手段で、データ移行が方針として浮上したが、10TBを超えるあらゆる種類のファイルサーバデータを円滑に計画移行するソリューションが求められた。

導入
メリット

WindowsのGUIで簡単操作で直感的、タスクを作ってコピーするだけの手順でファイルサーバ移行が可能。移行操作も、簡単なことから情シス担当者でプランニングし無事に実施。日本企業での開発で日本語問い合わせがある点もメリットの一つに。アクセス権絡みやコピーするフォルダ構成等も気軽に問い合わせる事ができ移行作業時に問題が発生しても速やかにツールの改修がされた。

3年間主張し続けていたデータ移行ソリューションの確立

ITインフラ構築に必要な製品を提供するディストリビューターとして、そして社内の多くの技術者を要するSIer として、数多くの実績を上げてきた株式会社ネットワールド。

同社のSI 技術本部ストレージ基盤技術部に所属する重原氏は、今後のネットワールドにおける重要なミッションとして「データ移行ソリューションの確立」を掲げていました。

「近年は全世界的なクラウドシフトが進んでいます。ただ、クラウドもオンプレミスも、結局のところ運用次第であり、どちらが正しいというものでもありません。ですが、ストレージを運用する際には、クラウドでもオンプレミスでも、必ずなんらかの問題が発生します。それを解決するのがデータ移行ソリューションです」(重原氏)。

データがたまり続ければ、使用頻度の低いデータをアーカイブする必要があります。システムの開発時にはテスト環境と本番環境の間でデータ移行が発生します。つまり、システムを運用していく以上、データ移行は必ず発生します。

ただ、データ移行には常に困難がつきまといます。例えば「想定していた以上に時間がかかる」「アクセス権の問題で移行できないファイルがある」「ファイルやフォルダのタイムスタンプが変わってしまう」などがあります。特に大きな問題となるのが、これらのトラブルが発生した時に、誰に相談すればいいかが分からない点です。一般的に、ストレージにはデータ移行のツールが付属していますが、それはあくまでも「そのメーカーのストレージに対応した」ツールであり、他メーカーのストレージとの移行で正常に稼働するとは限りません。

もしトラブルが発生した際に、どちらのメーカーに問い合わせたとしても、他メーカーの製品についてまでトラブル対応をしてくれる可能性は低いでしょう。

「私達は、ストレージに関しての知見と経験は豊富で、その点については自信を持っています。ですがツールの中身まではさすがにわからない。どうすればいいかと頭を悩ませていた時に出会ったのがZiDOMA data でした」(株式会社ネットワールド SI 技術本部 ストレージ基盤技術部 次長 重原 智幸氏)。

ZiDOMA dataのデータ移行にロマンを感じて…

ネットワールドでは、顧客に対して適切なソリューションを提案するために、様々な製品について検証確認を繰り返しています。ZiDOMA dataについても検証が行われていましたが、どちらかというと「ファイル分析」としての認識が強かったが、その中で重原氏だけは「ZiDOMA data は、分析よりもデータ移行の方にロマンを感じていた」とのこと。

またある日、ネットワールド社内でファイルサーバのリプレイスに伴う、データ移行の話が持ち上がりました。

「既存のファイルサーバも新しいファイルサーバも同じメーカーの製品だったので、専用のツールを利用してデータ移行をする予定でした。ただ、そのためには既存ファイルサーバのOS をバージョンアップしなければならず、しかもその難易度が相当高いことが判明しました。そこで満を持して、以前から重原が推していたZiDOMA data の利用を検討することになりました」(株式会社ネットワールド SI 技術本部 ストレージ基盤技術部 係長 古賀 友弘氏)。

この移行プロジェクトは、ZiDOMA data の評価もかねて行われました。そのため、ARI とも密に連絡を取り、要件や課題を洗い出し、一つ一つクリアしていったそうです。

「ZiDOMA dataのお陰で、バージョンアップなどの変更が不要となり、作業工数はもちろん、管理者の心理的負担も大きく減りました。ファイルサーバへのデータ移行が完了した後にも、組織変更・人事異動によるデータの移動作業などがあり、定期的にZiDOMA data を利用しています」(重原氏)。

データ移行にはトラブルが付き物です。実際、本プロジェクトにおいても、小さなトラブルは発生していました。しかし、それらについてもARI のサポートにより大きな問題へと至る前に解決しました。

「問題が見つかると都度チャットで報告するのですが、数時間後には解決策を提示してくれることもありました。正直な話をすると、あまりの反応の早さに若干引いてしまったくらいです(笑)」(古賀氏)。

ZiDOMA dataによる移行イメージ

サービスのディストリビューターとしてデータ移行ソリューションの提供を目指す

今後、ネットワールドは、「IT インフラのディストリビューターだけではなく、お客様の課題をトータルで解決するサービスのディストリビューターを目指す」とのことです。そして、データ移行ソリューションは同社がサービスディストリビューターを目指す上で、重要な役割を担うこととなります。

「最近は、クラウドシフトの必要性が各所で叫ばれています。その際、ポイントとなるのがクラウドへのデータ移行です。ネットワールドでは新年に今年の抱負を語る場があるのですが、私はここ3 年間ずっと、” これからはデータ移行が重要となり、そのために有効なソリューションがZiDOMA data だ“と言い続けているんですよ(笑)。

私達とARI さんとは、得意分野の棲み分けもできているので、今後もお互いにWin-Win の関係が築けると思っています。是非、一緒にデータ移行のロマンを追求していきたいですね」(重原氏)。

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