画像や動画データの急増によって露見した既存分析ツールの問題。
ZiDOMA dataの導入で正確かつ多角的視点からの分析が可能に

インタビュー

株式会社セガトイズ コーポレート本部 総務部 総務人事課 シニアスペシャリスト 柴 良太氏

mitachi
株式会社セガトイズ 様

課題

業務において画像や動画データの扱いが増えファイルサーバの容量が慢性的に不足。既存の分析ツールではファイルの詳細な情報が取得できず、適切なファイルの移動と削除ができない状況に。アーカイブしたファイルはシンボリックリンクで所在を示していたが、既存ツールではリンク先のデータまで集計してしまい、ストレージの使用量が正確に測れず、適切な対応が難しいという課題も発生。

導入
メリット

「ZiDOMA data」によって、ファイルのサイズ、種類、更新頻度など、多角的な情報を元にした分析が可能となり、きめ細やかなファイル管理が実現。また、シンボリックリンク先を集計から除外する機能を利用して、正確な分析結果に基づいたストレージの管理が可能に。

扱っている商品の特性上
画像や動画のファイルが急増

キャラクターグッズや知育玩具など、多種多様な商品を開発・販売しているセガトイズ。

同社では近年、商品のパッケージデータやWeb上で展開する動画広告など、データサイズの大きなファイルが急増し、ファイルサーバの容量を常に逼迫する状態に陥っていました。

同社にてファイルサーバの管理を任されていた柴 良太氏によると「5〜6年前に50%程度だった空き容量が、今はほとんど残っていない状況に」

大容量のファイルサーバを新規に導入するという手段もありますが、そのためにはバックアップの体制やシステムの拡充なども必要となり、一朝一夕で進むものではありません。そのため同社では、新規にファイルサーバを導入するまでの対処方法として、業務上の優先順位が低いファイルを大容量かつ安価なアーカイブ用のファイルサーバに移動し、業務用ファイルサーバの空き容量を確保することを選択しました。

業務ファイルの移動・削除には細心の注意が必要
既存のツールでは対応が難しいため新たなツールの導入を検討

これまでセガトイズでは、ロイヤリティフリーのツールを使用してファイルサーバの状況を分析していました。しかし、そのツールには2つの課題がありました。

①ファイル移動に必要な情報が取得できない

ストレージの空き容量を確保する場合、サイズの大きなファイルからアーカイブへの移動を検討するのが効率的です。一方で、古いファイルやアクセス頻度が低いファイルを優先して移動させた方が業務への影響は少なくなります。

効率よく、かつ業務への影響を少なくするには、サイズ、作成日、アクセス頻度など、様々な情報を対比して移動の優先順位をつける必要があります。しかし、セガトイズが使用していた既存のツールでは、取得できる情報がファイルサイズのみだったため、優先順位付けに苦心していました。

②シンボリックリンク先のファイルまで集計されてしまう

同社では、商品ごとにデータを一つのフォルダに収納して管理しています。空き容量を確保するためとは言え、ファイルを別の場所に移動させてしまうと、それを知らない人が「ファイルを見つけられない」という問題が発生してしまいます。その対策として同社では、ファイルをアーカイブに移動させる際にはフォルダ内にシンボリックリンクを残すようにしていました。しかし既存のツールでは、このシンボリックリンク先のデータも集計してしまうため、ファイルサーバの正確な空き容量を測ることができませんでした。

「この問題について以前からお付き合いのあったCSIソリューションズ(以下 CSI)さんに相談したところ紹介いただいたのがZiDOMA dataでした」

株式会社CSIソリューションズ
平成元年設立。ITシステムの提案・構築・運用を行い、インフラ構築を起点として価値あるサービスを提供。従業員数は2020年4月現在で155名

ZiDOMA dataでファイルサーバの詳細情報が取得可能に

セガトイズとCSIとの関係は12年以上、セガグループ全体では30年近くにもわたります。そして「我々のことを誰もよりも理解しているCSIさんが勧めるのなら」と、他社商品についてはほとんど検討しなかったとのことです。

「もちろん、必要な機能が備わっているかは確認しましたが、その点についてはまったく問題なく、UIもわかりやすかったので、ZiDOMA dataの導入を決定しました」

当初の予定では、2020年3月にZiDOMA dataの分析版を導入してテストサーバで機能面を確認し、2020年夏頃を目処に本番環境へと移行することになっていました。しかし、他の業務が多忙を極めたこととコロナ渦の影響によりスケジュールが遅れ、2021年1月より本番環境での運用がスタートしました。

「これまでは取得できなかった様々な情報が得られるので、よりきめ細やかな対応が可能となりました。ただ、業務の特性上、ファイルを移動してよいかは私たちだけでは判断できないので、情報を対比して付けた優先順位を元に、現場にヒアリングを行って判断しています」

また、もう一つの課題だったシンボリックリンクについては、除外フォルダ機能にアドレスを登録することで解決しました。

直感的なUIが特徴的なZiDOMA dataのダッシュボード

理想は現場の作業者への展開
さらに使いやすいツールへの進化を期待

テスト運用からZiDOMA dataを使い続けた柴氏。その使い勝手に関しては「特に、大きな問題もなく機能的にも満足しています」とのこと。と同時に、「将来的な要望として」以下の言葉を続けました。

「現在、シンボリックリンクの作成と設定は手動でやっていますが、この手順をもう少し簡略化できる機能があれば助かります。それと、少し抽象的な表現になってしまいますが、今以上に簡単でわかりやすくなって欲しいと思っています。我々のようなシステム担当であれば、現状でも十分に使いやすいのですが、あと一歩進化すれば、現場の担当者にまで展開できるようになります。期待していますので、よろしくお願いします」

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