国産ならではの使いやすさがポイント
ZiDOMA dataのファイル分析で増え続けるクラウドのデータ容量を把握し、適正なコスト管理に成功

インタビュー : 右から

東急不動産株式会社 IT戦略部 ITインフラ企画グループ 基幹インフラ企画チーム チームリーダー 課長補佐 畑谷 智規氏
東急不動産株式会社 IT戦略部 ITインフラ企画グループ 基幹インフラ企画チーム 小岩 了氏

mitachi
東急不動産株式会社 様

課題

ファイルサーバ移行にあわせて、従来から利用してきたファイルサーバ管理・分析ツールの使い勝手とコストの問題が浮上。これらの課題を解決する手段として、ZiDOMA dataの導入を決定。

導入
メリット

マニュアルやメニューが英語だった従来のツールに比べ、国産であるZiDOMA dataは日本語で利用できるため、使い勝手が大幅に向上。また、容量課金のないライセンス形態であるため、将来的なデータ量の増加によるコスト増の懸念も払拭。

業務データの急増によりファイルサーバの移行を決定
その際に告げた管理・分析ツールの課題

2017年春、東急不動産では業務データの増加に対応するため、ファイルサーバの移行を検討していました。

「当時、ストレージ容量はかなり逼迫した状態だったので早急な対処が必要でした。そこで、普段からお付き合いのあったIIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)さんに相談して、ファイルサーバをIIJ GIOインフラストラクチャーP2へ移行することになりました。」と語るのは東急不動産株式会社 IT戦略部の畑谷智規氏。

ちなみに、当時の総データ容量は約25TBでしたが、それから約3年経った時点(2021年1月末)の総データ容量は40TBにまで膨れ上がっていました。この点から鑑みても、ファイルサーバの移行は喫緊の課題であったことが伺えます。

ファイルサーバの移行に際して、畑谷氏は2つの懸念がありました。それがファイルサーバの管理・分析ツールの存在です。

「その当時に使用していたツールは海外製で、マニュアルや画面のメニューが英語でした。私も含めてですが、部署のメンバーはあまり英語が得意ではなかったので、正直なところあまり使いこなせていないなと感じていました。」さらに、使用していたツールは容量課金だったため、将来的にデータが増加していくとコストが膨れ上がる懸念もありました。

「IIJグローバルさんと打ち合わせをした際に、その点について軽く相談してみたんです。“もう少し使い勝手がよくて、コストも抑えられる製品がありませんか?”と、そして紹介されたのが、ARIさんのZiDOMA dataでした。」

次世代IaaS「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」(https://www.iij.ad.jp/biz/p2/)

ZiDOMA dataの運用でファイル分析のわかりやすさと使い勝手が格段に向上

長年の付き合いもあり、IIJグローバルに対する畑谷氏らの信頼は非常に高いものがありました。「IIJグローバルさんがお勧めするのなら」と、他の製品との比較検討もそこそこに、「最低限、やりたいことができるかの確認をした上で」ほぼ即決に近い流れで導入が決まったとのことです。

スケジュールは、2017年中にサーバを移行させ、2018年から運用を開始する予定となっていました。あまり時間に余裕がないスケジュールだったため、ZiDOMA dataの運用は「年明け早々に簡単なレクチャーだけしてもらった」状態でスタートすることとなりました。

「準備する時間は少なかったのですが、ZiDOMA dataのインターフェースは直感的でわかりやすかったので特に迷うこともなく操作ができています。なにより、画面メニューやマニュアルが日本語なので、以前とは使い勝手が段違いです。」(畑谷氏)

現在、東急不動産では、100MB以上のファイルの数を部門ごとに抽出して、結果を書き出したcsvファイルを担当者に通知。各部署の担当者は、届いた通知の状況を把握して、不要なファイルを削除したりバックアップへと移行したりする流れとなっています。

「通知を受け取る担当者は、必ずしもITの知識が豊富とは限らないので、csvファイルだけではなく、ダッシュボードのグラフやフォルダの分析画面のキャプチャを添付して、イメージが伝わるような工夫をしています。ZiDOMA dataは、分析画面がグラフィカルでわかりやすく、気になる箇所を深掘りしていく機能もあるので、その点でも便利で助かっています」と語るのは、ZiDOMA dataの運用を担当する東急不動産株式会社 IT戦略部の小岩了氏。

使い勝手が向上したことで、各部署への通知頻度も「月1〜2回程度」から「週1回」となり、わかりやすく、きめ細やかなファイルサーバの運用が実現しました。

「新しいファイルサーバは容量に応じて費用が変わります。コストを厳密に管理するためにも使用容量の確認は頻繁に行う必要があります。その点でも、ZiDOMA dataの使いやすさには助けられています。」(小岩氏)

東急不動産が使用しているZiDOMA data(Ver.7)のダッシュボード画面。特定のフォルダをクリックしていくことで、詳細な情報が深掘りできるようになっている。

ZiDOMA data Ver.7へのバージョンアップで更なる活用を

2021年2月現在、ZiDOMA dataの最新バージョンは7となっています。東急不動産においても、2021年1月に7へのバージョンアップが実施されました。

「バージョン7になって、フォルダごとのエクスポートができるようになりました。これは、各部署の担当者にファイルサーバの状態を伝えるには非常に便利な機能です。ただ、まだアップデートして間もないので、もう少しいろいろ試して、具体的に何ができるのかを探っていこうと考えています。」(小岩氏)

また畑谷氏は、「ZiDOMA dataの機能については満足しています」と語る一方で「さらに使い勝手がよくなるような改善」にも期待を寄せました。

「ZiDOMA dataのダッシュボードは、非常にきれいでわかりやすい。できればこの画面をブラウザベースで各部署の担当者が見られるようになったら便利だろうと思っています。この点も含め、ZiDOMA dataの次なる展開については大いに期待しています。」

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