「ZiDOMA data」による分析で長年の悩みが一瞬で解決!
プリンタのトラブルまで解消という予想外の効果も

インタビュー

ミタチ産業株式会社 情報システム課 係長 斉藤 純爾氏

mitachi
ミタチ産業株式会社

課題

データ量の増加によりファイルサーバの容量が圧迫され、早急な対処が必須な状況に。
サーバ内にあるファイル状況が不明なため、保護が必要なファイルと削除しても問題がないファイルの実態がどの程度なのかがわからず適切な対応策を練ることができない状況に陥っていた。

導入
メリット

分析によって、サーバ内のファイル状況が判明。
不要なファイルを削除したところ、十分な空き容量が得られたため、ストレージを追加する必要がなくなり、コストの増加が抑えられた。

増加の一途を辿るデータ量対策を練るためには指針が必要

愛知県名古屋市に本社を構えるミタチ産業は、半導体や電子部品などを取り扱うエレクトロニクスの総合商社。その土地柄もあり、特に自動車関連や遊技機業界との取引が盛んとなっています。

そんな同社では、扱うファイルサイズの激増によるサーバ容量の圧迫に頭を悩ませていました。

「最近は、スマートフォンで簡単に写真が撮れるので、画像で情報を共有するケースが増えてきました。お客様からの質問も、写真で送られてきたり、場合によっては動画で確認を求められたりすることもあります。ご存知の通り、動画ファイルはデータ量も大きいので、2度3度とコピーを重ねていけば、加速度的にファイル領域を消費してしまいます。」と語るのは、同社の情報系システムに関する業務を引き受ける情報システム課 係長 斉藤 純爾氏。

このままの状態が続けば、近いうちにファイルサーバの容量が不足するのは確実でした。しかし、サーバ内にあるファイルがどのような状況にあるのかがわからなければ、具体的な対策を立てることもできません。

例えば、頻繁にアクセスするファイルがわずかであれば、その他のファイルを安価なバックアップストレージに移行してファイルサーバの容量を確保するという対策があります。逆に、頻繁にアクセスするファイルが多いのであれば、ファイルサーバ自体のストレージを追加することも検討しなければなりません。そして、どちらの対策をとるべきなのかは、ファイルサーバの使用状況を知る必要があります。

「ファイルサーバの現状を知るために何か良い方法が無いか、以前からお付き合いのあったCSIソリューションズ(以下 CSI)の衣川さんに相談したところ、紹介していただいたのがZiDOMA dataでした。」

ZiDOMA dataの分析1回で課題が解消

斉藤氏によると、CSIとは別のルートで他のソリューションの紹介もあったとのことです。しかし、「試算をするとZiDOMA dataと比較すると費用が3〜4倍にもなることがわかりました。ただ、分析の段階でそこまでの予算はかけられません。それと、10年以上もお付き合いをしてきて、酸いも甘いも知り尽くした仲であるCSIが勧めるのであれば、という気持ちも少なからずありました。」

試用版で1週間程度の検証を行った後に、正式に導入を決定。
セットアップが完了した後、斉藤氏は即座に分析に取り掛かったそうです。

「事前にCSIと導入支援についても検討しましたが、ZiDOMA dataは導入も運用も簡単との話だったので、一旦、私たちだけでやってみて、それで戸惑うようだったら手助けをお願いしようと考えていました。実際にやってみると、本当に簡単で、セットアップには1日もかからなかったんです。」

セットアップが完了した後、「一刻もはやく試してみたかった。」斉藤氏は、すぐにファイルサーバの分析に取り掛かりました。その結果いくつかの重複ファイルがかなりの容量を占有していたことが判明しました。

それらは、主にコピーされた動画ファイルで、特に容量が大きかった十数ファイルを削除した結果「減価償却が終わるまで大丈夫」と思えるほどの空き容量が確保できたそうです。結果、追加ストレージを検討する必要もなくなり、事実上のコスト削減が達成できたのです。

ZiDOMA dataの分析がもたらした予想外の導入効果

ZiDOMA dataによるファイルサーバの分析は、斉藤氏らがまったく予想もしていなかった副産物をもたらしました。それはプリンタ出力トラブルの解消です。

同社では、以前より「プリンタの出力が極端に遅い」という問題を抱えていました。いろいろと調査をしてみたものの原因がわからず、現場ユーザの大きなストレスとなっていたそうです。

しかし、ZiDOMA dataでファイルサーバを分析したところ、プリンタドライバが異常なレベルでキャッシュファイルを吐き出していることが判明しました。この情報をメーカーに伝え不具合を改修した結果、プリンタからの出力がスムーズに行われるようになったとのことです。

「もしかすると、現場のユーザにとっては、ファイルサーバの件よりもこちらの方が大きな効果を感じているかもしれません。」

将来的にはハイパーコンバージドやクラウドなども検討今後の新しい提案にも期待

初回の分析で、対策に必要な分析結果はほぼ出揃ったため、その後のZiDOMA dataの利用は「気になることがあったら試す」程度にとどまっているとのことです。ただ、ファイルサーバの減価償却が完了するタイミングに合わせて、新しい試みを検討中とのことで、それに合わせて利用する回数が増える可能性も高くなることが予想されています。

「次期ファイルサーバの候補としては、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)が上がっています。

まだ構想段階ですが、海外拠点の基盤をクラウドに移行するという考えもあります。今回の件で、問題解決の方法は1つではないことがよくわかりました。現在、私たちが使用しているARIさんの製品はZiDOMA dataだけですが、選択肢が多いに越したことはないので、その他の製品についてもご提案いただいて、いろいろと試させていただきたいですね。」

ZiDOMA
資料ダウンロード
はこちら
資料ダウンロード
事例一覧へ戻る