クラウドストレージの種類と特徴を徹底比較
用途に合わせた選択のポイントと、
クラウドストレージを有効活用するためのノウハウを公開!

クラウドストレージの種類と特徴を徹底比較

クラウドストレージとは、インターネット上にあるストレージにデータを保存・管理・共有するシステムのことです。基本的に、インターネットがつながる場所であれば、いつでも誰でもどこからでもデータにアクセス可能です。クラウドストレージには、大容量のデータ保存に適したものや、高速なアクセスが可能なものなど、用途に応じてさまざまな種類があります。
本記事では、クラウドストレージの種類と特徴を徹底比較、利用目的別のサービスの紹介とクラウドストレージを有効活用するために必要な分析・可視化ツールについて紹介します。

INDEX

クラウドストレージの種類

クラウドストレージは、大きく分類して3つの種類があります。それぞれの特徴を簡単にまとめたものが以下の表です。

ファイルストレージ オブジェクトストレージ ブロックストレージ
データの単位と構造 ファイル単位/ディレクトリ構造 オブジェクト単位/フラット構造 ブロック単位/ボリューム構造
メタデータの付与 限定的(ファイル名、サイズ、作成日など) 多彩(コピー回数、保管期限、データの種類など) なし
プロトコル CIFS/NFS HTTPS/HTTP iSCSI/FCoE
規模 小〜中規模 中〜大規模 小〜中規模
処理速度 低速 高速 超高速

では、それぞれの特徴を、簡単に解説します。

ファイルストレージの特徴

ファイルストレージは、データをファイル単位で管理します。
データには、ファイル名、作成日、更新日、アクセス日、データサイズ、種類などの情報(メタデータ)が付与され、ディレクトリ(フォルダ)構造で保管されます。この形式は、WindowsやmacOSなど一般的なパソコンでも利用されている形式なので、多くの人にとって馴染み深く扱いやすいのが特徴です。一方で、ディレクトリ単位の容量制限があるため大規模なデータや非構造化データの保存や管理には向きません。
ファイルストレージでは、 CIFS(共通インターネットファイルシステム) とNFS(ネットワークファイルシステム)の2種類のプロトコルが用いられます。NFSは開発環境や実行環境などに利用されるのが主流ですが、通常のオフィス環境で利用するファイルサーバシステムには、CIFSが利用されているケースが多いようです。

●代表的なファイルストレージサービス
Amazon FSx
Azure Files
など

オブジェクトストレージの特徴

オブジェクトストレージは、データをオブジェクト単位で管理します。ファイルストレージのようなディレクトリ構造ではなく、フラットな構造で管理します。オブジェクトは固有のIDが付与され、データとメタデータによって構成されます。メタデータは、保存期間やコピー回数など、ファイルサーバより多くの情報を付与できます。
オブジェクトストレージはディレクトリ構造を持たないので、移動しても(ファイルの保存先などの)情報は変更されず、ファイルストレージと比較すると処理速度が速くなります。また、非構造化データも含めた大容量のデータを保持するのに適しており、バックアップなど大容量のデータを保持・蓄積する手段として有効です。
オブジェクトストレージでは、WebサーバとWebブラウザを繋ぐ規格としてよく知られるHTTPSプロトコルが用いられます。

●代表的なオブジェクトストレージサービス
Amazon S3
Wasabi
Cloudian
など

ブロックストレージの特徴

ブロックストレージは、データを固定サイズのブロックに分割して保存します。データを利用する際は、それぞれに割り振られたアドレスに基づき、ブロックを組み合わせます。
ブロックストレージは高速なアクセスが必要なシステムに適しています。そのため、仮想システムやクリティカルなアプリケーションなどで利用されます。一方、システム構築が複雑でコストもかかる傾向があるため、業務用のファイル共有システムや大規模データの保存には不向きです。また、メタデータが付与できないので非構造化データの管理にも適していません。
ブロックストレージでは、iSCSIやFCoEなどのプロトコルが用いられます。なお、iSCSIはSCSIプロトコルをTCP/IP上で使用する規格、FCoEはコンピュータと機器間のデータ転送方式であるファイバーチャネルをイーサネット上で扱う規格です。

●代表的なブロックストレージサービス
Amazon EBS
Azure Disk Storage
など

オンラインストレージとクラウドストレージ

オンラインストレージはクラウドストレージの一種で、メールでは送れない比較的大容量のデータを送信・共有をする「サービスの総称」として使用されるケースが多いようです。なお、オンラインストレージのほとんどは、ディレクトリ構造を持つファイルストレージです。
オンラインストレージはネットワーク上のサーバにデータをアップロードして、その際に発行されるURLをメンバーに送信してデータを共有する利用方法が一般的です。また、ほとんどのサービスにフリープランが用意されているので個人でも気軽に利用ができます。機能は非常にシンプルで使いやすく、初心者でも使いやすいものとなっています。
なお、保存できる容量はフリープランでは数GB、有料プランでは数十GBから数TB程度となっています。そのため、数十TBを超えるような大容量データの保管には適していません。

●代表的なオンラインストレージサービス
OneDrive
SharePoint
Google Drive
Box
など

クラウドストレージの活用に不可欠な分析・移行ツール

昨今では、多くの企業が多種多様なクラウドストレージ「サービス」を提供しています。そして、それらの多くは従量課金となっています。当然ですがクラウドストレージの価格は、高速・高機能であるほど高くなります。つまり、アクセス頻度が低いデータを高速なストレージに保存すると無駄なコストがかかります。一方、アクセス頻度が高いデータを低速なストレージに保存すると業務効率が悪くなります。

つまり、無駄なコストをかけず、かつ効率よくクラウドストレージを活用するには、データの利用目的やアクセス頻度などに応じてクラウドストレージを使い分ける必要があるのです。そのためには、ストレージに保存されているデータを分析・可視化するツールの存在が不可欠です。また、ファイルストレージを使い分けるには、状況に応じてクラウドへのデータ移行が必要となるので、データ移行ツールについても検討しておく必要があります。

ここまで解説してきたように、クラウドストレージにはさまざまな種類があります。また、同じ種類であっても、操作に利用されているプロトコルが異なる場合もあります。データ分析・可視化ツールを選択する際には、利用しているクラウドストレージの種類やプロトコルに対応しているか確認するようにしましょう。

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●ZiDOMAシリーズの対応サービスおよびプロトコル

提供システム ファイルストレージ オブジェクトストレージ ブロックストレージ オンラインストレージ
Amazon FSx Azure Files Amazon S3 Wasabi Cloudian Amazon EBS Azure Disk Storage OneDrive SharePoint Google Drive Box
ファイルサーバー容量可視化、分析システム
▲※ドライブキャッシュ領域の分析に限り可能
ファイルサーバークラウド移行システム
対応予定 対応予定 対応予定 対応予定

※AWS/EBS、FSxシリーズはCIFSサポートが必要です
※クラウドストレージのバージョンにより分析できない場合がございますので、
トライアル版で動作をご確認ください。

※各サービスのロゴおよび名称は、各サービス提供企業の商標または登録商品です。

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